エストニアで家借りてみた

僕が最初にエストニアに来たのは2018年3月。
それから3ヶ月が経った。
最初来るときには、住めるかどうかチェックのための観光だったのだが、
実際には来て2,3日で家探しを始めた。
来た時は-8℃くらいの気温だったけど、それにも関わらず、ここは自分に合っていると判断した。
エストニアはそのくらい僕にとって魅力だった。
さて、今回はエストニアでの家探しについて書いてみようと思う。
【エストニアでの家の探し方】
土地柄を知る
今回はエストニアでも首都のタリンに絞っての家の探し方の話をすることにする。
どこ国でも同じとは思うが、あなたが引越しにおいて何を重要視するかによって、引越し先は大きく変わって来る。
エストニアの家賃は今の所日本の半分くらいと考えて良いだろう。
その中で「値段」「場所」「利便性・安全性」どれをとるかだ。
僕の場合はとてもわかりやすく「場所」に拘り、世界遺産となっている旧市街の中にどうしても住みたかったから、旧市街に絞って調べた。

旧市街。見晴らしがサイコー
逆にエストニアに住んでいる多くの日本人は旧市街からちょっと離れた新市街地の近くに住んでいることが多い。
それは旧市街に比べ「安全」であり、さらに比較的生活費を抑えられる(安いスーパーや市場あるし、家賃も)上、買い物ができる場所までのアクセスがサイコーという「利便性」の面での魅力があるからだと思う。

keskturgの市場
さらに、「値段」という面で選ぼうとすれば、街の中心からトラムで20分くらい行ったところにあるロシア人エリアの団地を選べば良い。
ここは上記の場所に比べたら若干「安全面」「利便性」に劣る(英語話せない率が高くなる)が、家賃は半分以下にもなる。

lasnamäeというロシア人率が多い地区。
家の探し方
さて、ここからは実際の家の探し方の話をする。
エストニアで家探しはほぼネット上で行われると思って良いだろう。
大きく2つの方法がある。
KV.EE

kv.ee
大手不動産サイト。
多くの物件を見ることができる上、仲介業を通すため何かと安心。
仲介手数料がかかるので最初は若干高いが、長期で住むならオススメ。

expats in tallinn/estonia
Expats in Tallinn/Estoniaというコミュニティでは、タリンに住んでいる人たちが情報交換を行なっている。
ここでは家を含め、様々な商品のやりとりができる。
しかも家主から直接借りることができるので、仲介手数料を抑えられるのだ。
さらに色々な交渉ができるため、交渉上手にはオススメ。
短期で借りたい人はこちらの方がいいかもしれない。
ただし、税金対策?として現金のみでないと対応してくれない家主もいるらしい。
契約方法
こんなんでいいの?というほど契約は簡単。
少なくとも僕はKV.EEを利用してそうだったし、
僕の友達はFacebookを利用して簡単だったと言っている。
IDはもちろん見せるけど、銀行残高も必要ないし、強いていうなら契約書を提出するときに
「仲介手数料」「初月の家賃」「デポジット」を支払うことができればOKだ。
とてもゆるい。
まとめ
そうやって色々テキトーに幾多の苦難を乗り越えて手に入れたマイハウスはとても愛おしい。
僕の場合、ただの自慢でしかないけど、おそらくエストニア在住日本人の中で一番世界遺産の中心に住んでいるし、首相が働いているオフィスまで直線距離で30m。歩いても20秒。石投げたら絶対届く距離だ。(絶対投げないけど)

首相が働いている場所
あなたにもエストニアでマイハウスを手に入れてこの優越感に浸って欲しい。
たとえそれが借家であったとしても。